クラウドワークスで 「都道府県」は明かすべき? 【実体験から回答します】
クラウドワークスでは自分の居住地域を「表示する」「しない」をクリック1つで簡単に変更することができます。
これまでこの機能について深く考えず“なんとなくの気分”で表示のONとOFFを繰り返してきましたが、ある出来事を機にこの機能を「意外と重要かも?」と考えるようになりました。
今回はそう感じた経緯について話しつつ、居住地域を表示することのメリットとデメリットについて考えていきたいと思います◎。
- クラウドワークスでは居住地(都道府県)を公開できる
- 公開/非公開の画面表示はこんな感じ
- 海外居住の場合は「棒線(-)」で表示される
- 居住地の設定が重要だと気付いた話【地震を経験して】
- 居住地を公開することのメリットとデメリット
クラウドワークスでは居住地(都道府県)を公開できる
クラウドワークスでは自分のプロフィールに居住地域(都道府県)を表示するかどうか自由に決めることができます。
なお、この操作はクリック1つで簡単に変更できるのでその時の気分や状況に応じてマメに切り替えを行うことも可能です。
私がこれまでに見た感じでは「居住地を明かしているユーザー」の方がやや多いものの、非公開の設定にしているユーザーも3~4割は居るといった印象で決して少なくはありません。
国内は47都道府県から選択できるが、海外は国が選べない
クラウドワークスの「居住地域」は日本国内の47都道府県から選択するか、海外であればざっくりと「海外」という選択しかできません。(国の指定ができない)
そのため、海外の場合はどの国に住んでいても表示は「海外」となります。
公開/非公開の画面表示はこんな感じ
この下に貼る画像はクラウドワークスで人材を募集しているクライアントのプロフィールページです。
ワーカーであってもクライアントであっても居住地を公開・非公開した時の画面表示は同じなので、ここでクライアントの画像を借りて表示例を確認してみましょう。
なお、「居住地を公開する」を選んだ場合でも公開されるのは都道府県までで、それ以上の詳細は明かされません。「公開しない」を選んだ場合に関してはその部分が棒線(-)で表示されます。
居住地を公開した場合
居住地を公開しなかった場合
海外居住の場合は「棒線(-)」で表示される
クラウドワークスのユーザーには海外在住のワーカー、クライアントもいます。
海外で暮らしている場合は「海外に居住」とチェックするボックスがプロフィールページにあるので、任意でそこにチェックを入れます。
その部分にチェックを入れても入れなくても海外在住の場合は必ず「居住地が非表示(-)」になるので、じゃぁチェックを入れることに何の意味があるの?と思うかもしれませんが、意味はきちんとあります。
「海外居住」にチェックを入れておくと検索されやすくなる
上の説明を読んで、プロフィール編集画面で「海外に居住」にチェックを入れても結局は“非公開の棒線(-)”になるなら意味がなくない?と思った方も多いかもしれません。
実は、海外居住者はプロフィール上ではその事が明かされなかったとしても、クライアントが「海外在住者に絞ってワーカーを検索した場合」、チェックボックスにチェックを付けていた人に関してはきちんと引っかかる仕組みです。
例えば、クライアントが「海外暮らしの経験がある人にコラムを書いてほしい」「現地で生活した経験がある人に翻訳を頼みたいな」ということで大勢のワーカーの中から依頼する人を探す場合に、「海外に居住」にチェックが入っていれば自分に声がかかる可能性が出て来るという事です。
ワーカーの検索は「フリーワード(任意の言葉での検索)」でも行えますが、それだとあまりにも非効率すぎるので多くのクライアントはまずクラウドワークスが事前に用意したタグ(海外居住など)から検索する傾向にあります。
海外在住者が自分をアピールするには?
先でも説明したとおり、海外居住の場合、プロフィールには「居住地域」が表示されません。
そのため、「海外に住んでいることをアピールするには」自分のプロフィールに言葉でそのことをしっかり書き込む必要があります。
例えタグで「海外に居住しています」のマークが付いていても、それが一体どこの国で何年住んでいるのか、現地の言葉がどの程度話せるのか、その言葉を使ってどのような仕事ができるのか(翻訳や通訳など)…の詳細が分からなければクライアントはあなたに仕事の依頼のしようがありません。
そのため、海外に居住していてそれにまつわる仕事がしたいと考える場合は、自分のプロフィールにもそのことをしっかりと盛り込みましょう◎。
居住地の設定が重要だと気付いた話【地震を経験して】
大きな地震からの停電、電話もネットもつながらなくなった
2018年9月、私は現在の居住地である北海道で地震の被害に遭いました。
震度6ほどの大きな揺れが突然きた後、すぐに道内全域が完全に停電になり、その影響で電話もネットも一切つながらなくなりました。(電話会社の基地局も停電でストップ)
私はこの時期にもクラウドワークスでいくつかのクライアントから仕事を受注していましたが、電話もネットもつながらない状況が何日も続き、「仕事ができないということを伝える連絡の手段すらない」状態でした。(もちろん郵便、宅急便も営業をストップした状態)
・ネット
・電話
・郵便
・飛行機、電車
これらが数日間は止まっていたので、同じ道内で電車で1時間ほどの距離に住んでいる実家の家族とも連絡がつかない状況でした。
復旧後にもらった優しい言葉と思いやり
数日後(3~4日後)にネットが復旧してすぐに現状の報告とまったく仕事ができず納品が遅れることを報告したところ、私の居住地が「北海道」となっていたので聞かなくても大変な状況にあることは分かっていたと言ってもらえ、納期が遅れることも快く受け入れてくださり、なおかつ「充電したモバイルバッテリーを送ろうか?」とまで言ってくださったクライアントもいました。
たまたま「居住地」を表示していて結果的に良かったのかも、と思った
この時私は「たまたま」居住地を公開していましたが、いつもは高確率で公開していません。(プライバシーを気にする性格なので)
ただ、このことを機に「クラウドワークスで居住地を公開すること」に対して初めてその意味を真面目に考えるようになりました。
災害もそうですが、事件や事故など